ソーシャルの使い方はFacebookがリード!
「共感マーケティング」の幕開けから、早5年が経ちました。
ここではFacebookを取り巻く「共感マーケティングの時代」
について改めて考えてみたいと思います。
共感マーケティング
2011年1月、
「電通モダン・コミュニケーション・ラボ」が、
これからのソーシャルメディアが主流となる時代の
生活者消費行動を
『共感する(Sympathize)→
確認する(Identify)→
参加する(Participate)→
共有・拡散する(Share&Spread)』
と位置づけ、その考え方を「SIPS」と名付けました。
この「共感マーケティング」の幕開けから
早5年が経ちました。
ここでは、Facebookを取り巻く
「共感マーケティングの時代」について
改めて考えてみたいと思います。
FacebookをはじめとしたSNSツールに対し、
未だに不安を唱える人々がいるもの事実です。
その背景には、
「ネット社会はバーチャルだ!」という
概念が根強くあるのではないでしょうか。
バーチャルリアリティ・・・などの仮想空間
としての印象が、ネットに対する共通概念の
一つとして、いまなお存在します。
最近ではVR(バーチャルリアリティ)が
技術の進歩と汎用性を実現し、商業利用や
ゲームに採用されるようになりました。
また、ビットコインの不正取引の話題が
「バーチャル感」をネガティブに後退させた
ケースもありました。
SNSは長い間、ハンドルネームを使って
「匿名」でも参加できるという手軽さから、
シェアを伸ばしてきました。
匿名性ゆえにリアル(現実社会)とは切り離された、
別世界という認識があったと思います。
O2Oのビジネス時代が到来
リアル×ネットの融合
しかし、Facebookが登場し、
「実名」「顔写真」が当たり前になると、
途端にリアルとの融合がはじまりました。
Facebookによって、
実名がネットに持ち込まれたことで、
「リアルの人間関係がネットに広がり」
「ネットの人間関係がリアルに広がる」
という現象がネットとリアルのハードルを下げ、
人間関係をより広範囲に、より親密に、
加速させることを容易にしました。
特にビジネスシーンでは、
名刺交換の代わりにFacebookで友達になる
ことがもはや常識となり、商談相手がハブ
となり、人脈がどんどん広がることもすでに
一般的な話です。
また、Facebookには
グループやイベントの機能があることから、
ネットとリアルを継ぎ目なく、
まったく違和感なく、
結びつけることを可能にしました。
Facebookの定着は
交流の範囲を劇的に拡大させ、
ソーシャル・ネットワークの概念から
デジタルの枠を取り外し
O2O(Online to Offline)の
リアル×ネットの融合
の時代へと変化させました。